冬のボーナスはどのくらいが普通?
こんにちはー!としろーです!!
12月中旬は皆さんボーナスの時期になるのではないでしょうか?
もちろん企業の経営状況等によってはもらえない方もあると思いますが、いったいいくらぐらいみんなもらっているんだろうと思いませんか。なかなか人には聞けないし、聞いたとしても自分がその人より多くても少なくても話が広がらないので、そもそも話題にもできませんよね。
そのため、みんなどのくらいもらっているんだろうということを知るために、常套手段の厚生労働省が行っている毎月勤労統計調査を調べてみることとしました。
2020年(令和2年)の冬のボーナスの支給状況
令和2年の年末賞与(令和2年11月~令和3年1月の「特別に支払われた給与」のうち、賞与として支給された給与を特別集計したもの)は、賞与支給のある事業所における一人当たり平均では、前年比2.6%減の380,646円とのことです。主な産業別にみると下表のとおりです。
産 業 別 | 労働者一人平均賞与額 | |||
(円) | (円) | pt | ||
令和2年 | 令和元年 | 前年比 | ||
調査産業計 | 380,646 | 390,733 | -2.6 | |
鉱業,採石業等 | 575,313 | 492,973 | 16.7 | |
建設業 | 459,895 | 493,857 | -6.9 | |
製造業 | 485,658 | 514,161 | -5.5 | |
電気・ガス業 | 820,664 | 778,952 | 5.4 | |
情報通信業 | 659,022 | 661,794 | -0.4 | |
運輸業,郵便業 | 334,099 | 403,496 | -17.2 | |
卸売業,小売業 | 332,330 | 338,810 | -1.9 | |
金融業,保険業 | 646,614 | 633,092 | 2.1 | |
不動産・物品賃貸業 | 456,336 | 423,760 | 7.7 | |
学術研究等 | 591,905 | 595,178 | -0.5 | |
飲食サービス業等 | 52,955 | 66,202 | -20.0 | |
生活関連サービス等 | 141,119 | 170,130 | -17.1 | |
教育,学習支援業 | 536,522 | 540,428 | -0.7 | |
医療,福祉 | 309,215 | 317,190 | -2.5 | |
複合サービス事業 | 455,477 | 463,629 | -1.8 | |
その他のサービス業 | 219,545 | 230,172 | -4.6 | |
事業所規模別 | ||||
500人以上 | 617,610 | 648,943 | -4.8 | |
100~499人 | 421,453 | 448,293 | -6.0 | |
30~99人 | 351,201 | 350,705 | 0.1 | |
5~29人 | 269,100 | 273,076 | -1.5 | |
30人以上 | 440,899 | 456,287 | -3.4 |
(出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r03/2102p/dl/pdf2102p.pdf)
産業別にみると、最も高いのは「電気・ガス業」の平均820,664円で、最も少なかったのは「飲食サービス業等」の平均52,955円でした。
また、事業所の規模別にみると、500人以上は平均617,610円となり、事業所の規模が大きくなるごとに、平均額が高くなっていることがわかります。
なお、そもそもボーナスを支給する会社がどのくらいかというと、事業所の規模が500人以上については96%と、多くの会社がボーナスを支給してることがわかります。
電気・ガス業の年齢別のボーナスの支給状況
私の勤めている会社は電気・ガス業にあたりますので、その業界における年齢別のボーナスの支給状況については、平成30年賃金基本統計調査によると次ののとおりです。
<1年間の平均ボーナス>
20~24歳: 64.5万円
25~29歳: 94.1万円
30~34歳:134.7万円
35~39歳:155.8万円
40~44歳:167.2万円
45~49歳:172.1万円
50~54歳:134.7万円
55~59歳:126.2万円
60~64歳:116.1万円
(出典:https://www.e-stat.go.jp/statistics/00450091)
年齢別でみるとやはり若い時期が最も低く、ピークは45~49歳で、それ以降減少していきます。65歳以降は、定年後再就職などの影響からか、大幅に減少していくようです。
結局のところみんなどのくらいもらっているの
これらの結果を踏まえ、結局のところ、みんなどのくらいもらっているかについては、勤めている会社の業種や事業所規模に加え、年齢によっても大きくことなることがわかりました。また、上記の金額はあくまでも額面上の金額ですので、実際の手取りとなるのだいたい70~80%程度となると思われます。
ですので、ざっくり理解するとしたら、民間企業に勤めている会社員の冬のボーナスは手取り30万円ぐらいが平均的な支給額だ!というになります。
平均値はあくまでも平均値であり、実はまったく実態がない数字の可能性もありますので、せめて業種を絞ってみんなどのくらいもらっているのかを考えていることをおススメします。